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20世紀最優秀選手にペレとマラドーナ

 11日、FIFAはペレとディエゴ・マラドーナの2人を20世紀最優秀選手に選出した。
 ペレはFIFA役員、各国代表監督、ジャーナリストといったサッカー関係者による投票で、一方のマラドーナはFIFA公式ウェブサイト上のインターネット投票で選ばれた。インターネット投票での得票率は、マラドーナが 53.60パーセントを獲得したのに対し、ペレは 18.53パーセントに過ぎなかった。

 しかしペレは、サッカー関係者による投票では 72.25パーセントの得票率を得ており、2位のアルフレド・ディ・ステファノ(元R・マドリードFW)の9.75パーセント、3位マラドーナの 6.0パーセントを大きく引き離している。
 ここ数週間、アルゼンチンとブラジルの間で激しい論争があったが、結局、ペレとマラドーナ、両者ともにローマで行われた授賞式に出席した。
 当初FIFAは、20世紀最優秀選手を一人しか選ばない予定だったため、マラドーナに決まったとアルゼンチン側が先走ったが、これに反発したブラジル側は、インターネットによる投票は公正さを欠くだけでなく、マラドーナが勝つようにアルゼンチンサッカー連盟が仕組んだことだと主張していた。
 事態の沈静化に乗り出したFIFAは、ウェブサイトで“過去10年間の最優秀選手”に変更した。

 しかし後日また方針を変え、先の変更はただのタイピングミスであったと発表。スポークスマンは「(ウェブサイト上での発表は)誤りで、“10年間”を“数十年間”へ訂正してほしい」との声明を出し、投票条件に変わりのないことを伝えていた。
 ペレはワールドカップに4度出場、決勝へは2度進出し、いずれも優勝。マラドーナも4度ワールドカップに出場しており、決勝では1勝1敗の成績を残している。

Article contributed by internetsoccer.com


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